固定/携帯電話やインターネットサービスなどの電気通信事業を提供しているKDDI。同 社で全国のCATV事業者と「ケーブルプラス電話」等の提携サービスを展開しているメ ディア・CATV推進本部では、その契約業務の連携システムを共用していましたが、そ の使い勝手の悪さに課題を抱えていました。そこで同社はSCSKの超高速開発・実行基盤 「FastAPP」を採用し、ユーザーの要望を採り入れた新たなシステムを構築。使い勝手が 大幅に改善されたことで業務の効率化が進み、ユーザーの満足度も高まっています。
「三井のリハウス」でおなじみの個人向け不動産仲介をはじめ、「三井のリパーク」で展 開している駐車場の管理・運営、法人向け不動産仲介、投資・相続コンサルティングな どを手がける三井不動産リアルティ。かつて同社では、業務アプリケーションを各部門 が独自に開発していたおかげで300近いシステムが乱立し、そのブラックボックス化 が進んでいました。こうした問題を解決するため「FastAPP」を統合 開発基盤として導入。アプリケーションの開発はITマネジメント部が一括して行い、社 内に展開するという体制を整えました。これによりI T統制が実現するとともに、開発に かかる期間の短縮とコストの軽減が実現しています。
借り上げ社宅管理や、転勤者のための物件探し・引っ越しサポートなど、企業の福利厚 生を総合的にサポートするリログループ。同グループでは、水廻りや電気設備などのト ラブルに対応する新規サービス「入居者倶楽部」について、Excel により顧客や入出金 の管理を行っていました。しかし、ユーザー数が増加とともに、Excelではとても回せな くなってきたため「FastAPP」をサービス基盤に採 用。顧客管理から請求書発行までカバーできるシステムを構築しました。これにより作 業は大幅に効率化、ミスも減少しています。
住友商事グループのITベンダーとしてシステム開発などを手がけるSCSKでは、700 社近いパートナー企業と協力して各種案件に当たっていますが、FastAPPを用いて 業務委託に関するやりとりおよび情報共有を行う購買システムを開発。FastAPPに よる開発は社内で初めてだったこともあり難航したものの、試行錯誤ののちに最適な 開発手法を確立。大規模な基幹業務アプリケーションを短期間で構築を完了させまし た。この新たな購買システムにより、これまで紙ベースで行っていた発注業務が大幅に 効率化されるとともに、パートナー企業との関係性の強化が実現。開発のノウハウも社 内に蓄積され、基盤利用による開発体制が整いました。